もくじ
山陰地方(鳥取県・島根県)で縁結びの神様といえば島根県の「出雲大社」が有名ですが、鳥取県にある「白兎(はくと)神社」も多くの参拝者が訪れる人気をスポットです。
白兎神社はとても可愛いうさぎのモチーフの縁結び神社です。
うさぎ好きな人にはたまりません^^
なぜうさぎが・・・。
白兎神社は、神話「因幡の白うさぎ」の舞台ゆかりの神社であり「大兎大明神」あるいは「兎の宮白兎大明神」といわれ由緒ある神社なんです。
この日は時間が遅くなり夕方に神社に辿り着きました。
ちょっと遅めの参拝です。
駐車場は道の駅「神話の里 白うさぎ」駐車場と共用して使用できるので、止めれないという事はシーズン以外はなさそうです。
※125台(普通車111台・大型車14台)
白兎神社について
白兎神社は鳥取県鳥取市白兎にある神社で美しい白兎海岸に面した小高い砂丘上にある。
大兎大明神、または兎の宮白兎大明神と言われ、日本最古の書物「古事記」に記される日本神話「因幡の白うさぎ」を主神とする由緒明らかな神社である。
創建は明らかでなく現在の社殿は明治29年に再建され樹叢は日本海岸地方の原始林景を今に残す重要なものとして国の天然記念物に認定されている。
医療発祥や最古の恋物語として知られている。
神話に登場する大国主命と八上姫の縁結びをしたのが白兎という事から縁結びの神様といわれている。2010年には「恋人の聖地」として認定された。
神話にちなみ、皮膚病ややけどなどに聞く神社として信仰されてきた。
境内には大国主神の言葉に従ってうさぎが身を洗ったとされる「御身洗池」があり、季節を問わず水位が一定のため「不減不増の池」といわれている。
神社名 | 白兎神社 |
御祭神 | 白兔神を主神とし保食神を合祀している |
鎮座地 | 鳥取市白兔603番 |
例祭日 | 4月17日御輿途御行事あり |
ホームページ | https://hakutojinja.jp/ |
社紋 | 亀甲に剣花角 |
本殿 | 大社造変形(白兎神社の本殿は明治29年に建立、平成24年に改修。) 境内面積 816㎡ 白兎海岸の南、小丘上に鎮座 |
神徳 | 白兎神(ハクトカミ または ハクトシン) 皮膚病・傷病・病気平癒、動物医療、縁結び、意中の人との縁結び 豊玉比売(トヨタマヒメ) 縁結び、安産、育児、海上安全 保食神(ウケモチノカミ) 農業守護、漁業守護、開運招福、災難厄除け、航海安全、縁結び、子宝、安産、出世、家内安全 |
因幡の白うさぎ
因幡の白うさぎの神話とはなんなのでしょうか!?
別記事で紹介している「道の駅神話の里白うさぎ」公式サイトに説明がありましたので引用させていただきます。
古事記に記される因幡の白兎の神話は、大国主命が毛皮をはがされたウサギの話を聞いていくところから話が始まっていきます。
昔々、隠岐の島に住む1匹の白兎が、ある姫神に会いたいと思い因幡の国へ行きたいと考えていました。しかし、隠岐の島と因幡の間は海でとても自力では渡れません。
そこで白兎はワニザメをだまして向こう岸に渡ろうと考え、『ワニザメさん、君たちの仲間と僕たちの仲間とどちらが多いか比べてみようよ』と提案し、 ワニザメを因幡の国まで並べさせ、その上をピョンピョンと渡っていきました。
そしてもう少しで向こう岸に着こうというとき、あまりの嬉しさについ、『君たちはだまされたのさ』と言ってしまいました。 それに怒ったワニザメは、白兎の体中の毛をむしり取り、あっという間に丸裸にしてしまいました。丸裸にされた白兎がその痛みで砂浜で泣いていると、そこに大国主命の兄神様が大勢通りかかり(大国主命の兄神達は、隣の因幡の国に八上姫という美しい姫がいるという噂を聞きつけ、自分のお嫁さんにしようと、因幡の国に向かっている途中でした)、面白半分に『海水で体を洗い、風に当たってよく乾かし、高い山の頂上で寝ていれば治る』と言いました。白兎が言われたとおりにしてみると、海水が乾くにつれて体の皮が風に吹き裂かれてしまい、ますますひどくなってしまいました。
あまりの痛さに白兎が泣いていると、兄神達の全ての荷物を担がされて大きな袋を背負った大国主命が、兄神達からずいぶんと遅れて通りかかり、白兎に理由を尋ねました。 そして、『河口に行って真水で体を洗い、蒲の穂をつけなさい』と言いました。
白兎がその通りにすると、やがて毛が元通りになりました。 たいそう喜んだ白兎は『八上姫は兄神ではなく、あなたを選ぶでしょう。 あのような意地悪な神様は、八上姫をお嫁にもらうことは出来ません』と言い残し、自らが伝令の神となって、兄神達の到着より前に、この事実を八神姫に伝えたのでした。
これを知らない兄神達は、先を競って姫に結婚を申し込みましたが、姫はそっけなく対応し、『私はあなた方ではなく、大国主命の元へ嫁ぎます』と言い、兄神達を追い返したのでした。
以上があらすじです。
このように、大国主命は優しさも兼ね備えており、そんなところも女性の心をしっかりと掴むのかもしれません。さて、白兎は八上姫(やがみひめ)と大国主命との縁を見事に取り持ち、鳥取県で『白兎神社』の御祭神となっています。白兎の取り持つ縁は、ある特定の人やかなわぬ人との縁です。赤羽八幡神社の境内にも、大黒様をそっと見つめる様に白兎の石像が置かれていますので、ぜひお参りください。
引用:http://sirousagi.com/story.html「道の駅神話の里白うさぎ」より
ウサポスト発見!!
可愛いピンク色をしたポストを発見しました。
内容をみると「ウサポスト」という恋を届けるポストみたいですね。。
白兎神社は日本最古のラブストーリー「因幡の白うさぎ」に登場する大国主命と八上姫の縁をとりもったしろうさぎを祀った縁結びの神社です。
「ウサポスト」には縁結びのご祈祷をしたお札がポストの中にあるそうですので、願いを込めて投函してみるのも良いかもしれませんね^^
参道沿いにはうさぎの像
一の鳥居をくぐると参道の両脇には、うさぎがお出迎えしてくれます。
白兎神社の人気のひとつでもある小さな白兎の石像です。
可愛いポーズをしていますのでじっくり見て下さい^^
「縁」と書かれた「結び石」
写真では見にくいのですが石をよく見ると、うさぎの足元には「縁」と書かれた石も積まれています。
管理人が参拝時した際には遅い時間だったため、閉まっていたのですが社務所で販売されている「結び石」(一袋5個入り500円)と呼ばれるものだそうです。
うさぎの石造の上に乗せたり、足元においたり、投げて鳥居に乗せて願い事が叶うように願掛けします。
お守りとして持ち帰ったりすることも出来るそうですよ。
よく見るとうさぎのポーズが違う石造があります。
参拝した際には、石造も確認してみて下さいね^^
砂像:大国主命・八上姫・白うさぎ
二ノ鳥居をすぎると左手には大国主命と八上姫、白うさぎの「砂像」があります。
なかむつましそうに見える二人を白兎が見守っている様子の雰囲気がとても阿多珠美があります。
たくさんの白うさぎがお出迎えしてくれています。
白兎神社樹叢
読み方:はくとじんじゃじゅそう
国天然記念物に指定(昭和12年12月8日)
白兎神社の参道西側の樹叢で、日本海にごく近いため強い海風や飛砂の影響を直接うけて樹幹や枝張りが南側へ傾いて発達した樹叢。
海風の影響を特に強く受ける樹叢外周部の北側斜面には高木層のクロマツが優先し、テイカカズラやヤブコウジ、ツワブキなどの草本類が見られる。
本殿に入る前にはお清めをしましょう!
御身洗(みたらし)池
御身洗池境内へ続く道沿いの途中に池があります。
看板を見ると「御身洗(みたらし)池」の記載があります。
古事記の中で、白兎神が傷口を洗われた池、「水門」(みなと)であります。
この池は大雨が降っても日照りが続いても水位が増減がないとされており「不減不増の池」とも呼ばれています。
本当なんでしょうか!?不思議な感じですね。。
参道を進むと本殿が近ずいてきました。
本殿
本殿に到着しました!
まず目につくのは大きなしめ縄です。
しめ縄と言えば出雲大社が有名ですが、白兎神社のしめ縄も立派ですね^^
早速参拝し神様にご挨拶します。
管理人のお願い事は縁結びではなく「開運招福・家内安全」です。。
子供達の無事成長が一番です^^
時間が遅かったので社務所は閉まっていたのですが、横を見ると縁結びの神社らしくピンクのハートの絵馬が目を引きます。
おみくじも!?凄いことになっています。。
恋みくじやハート型の絵馬
境内には、恋を占う「恋みくじ」のほか、可愛いハート型の絵馬が販売しています。
境内にかけられた絵馬には、恋愛に関する内容「恋人ができますように」「良いご縁がありますように」「恋愛成就」などさまざまな恋の願いが書き込まれています。
ふたりの名前を記したものもあり、縁結びの神社というのがよくわかりますね。
恋を占う「恋みくじ」
まるで花!?雪化粧のようにおみくじがついています。
・・・すごい量です。。
白うさぎが描かれた絵馬も
ハート型の可愛い絵までいっぱいですね^^
良縁がくるのでしょうね。。
参拝が終わり帰りながら見る日本海・白兎海岸も最高です。。
壮大な海を見ていると心が落ち着きます。
もうちょっと早めの時間で参拝が出来ればよかったかな・・・。
フォトギャラリー
アクセス
所在地 | 〒689-0206 鳥取県鳥取市白兎603 |
TEL | 白兎神社 社務所 (9:00 – 16:00)0857-59-0047 |
交通 | JR鳥取駅から日ノ丸バスで約40分 (白兎神社前バス停下車) 中国自動車道「佐用JCT」-鳥取自動車道「鳥取IC」、鳥取ICから車で約20分、佐用JCTから車で約1時間30分 |
駐車場 | 125台(普通車111台・大型車14台)(道の駅「神話の里 白うさぎ」駐車場 と共用) |