【アートの島】直島・犬島
かつて銅の製錬や採石でにぎわった瀬戸内の島々が、現代アートの舞台として生まれ変わりました。宇野港(玉野市)や宝伝港(岡山市)から船に乗って、美術館とのどかな島の風景を一日かけて味わう旅へ。

直島
「アートの島」として世界に知られる直島。海辺に置かれた草間彌生さんの黄色いかぼちゃや、建物の多くを地中に埋めた地中美術館など、島全体が美術館のような空間になっています。港と集落、美術館をつなぐ町なみ歩きも楽しく、のんびり一日を過ごせる島です。
玉野市の宇野港などから船が通っています。人気の美術館は日時指定や事前予約が必要な場合があるため、出発前に公式情報を確認しておくと安心です。

犬島
岡山市の沖に浮かぶ小さな島・犬島。かつての銅の製錬所跡を保存・再生した「犬島精錬所美術館」を中心に、集落に点在する作品をめぐる家プロジェクトなど、島の歴史とアートが重なり合う場所です。煉瓦の遺構と青い海のコントラストが印象的です。
岡山市東区の宝伝港から船で渡ります。徒歩でめぐれるほどの大きさなので、歩きやすい靴でゆっくり散策するのがおすすめです。
【笠岡諸島】真鍋島・北木島・白石島・六島
笠岡市の沖に連なる島々「笠岡諸島」。石垣の路地、石切場の岩壁、白い砂浜、断崖に咲くスイセン。それぞれに違う顔を持つ島々へは、笠岡港から定期船で渡ります。島ごとに船の便が異なるので、行き先を決めてから時刻を調べておきましょう。

真鍋島
石垣に沿って細い路地が続く、昔ながらの島の風景が残る真鍋島。映画やドラマのロケ地としても知られ、どこか懐かしい時間が流れています。坂道と石垣、猫たちが迎えてくれる路地歩きが楽しい島です。

北木島
良質な花崗岩「北木石」の産地として栄えた石切場の島。大坂城の石垣にも使われたと伝わり、切り立った岩壁が水をたたえた採石場跡は迫力があります。石の島ならではの歴史と、独特の景観を楽しめます。

白石島
白い砂浜と穏やかな海が広がる白石島。夏には海水浴でにぎわい、国の重要無形民俗文化財に指定された伝統の盆踊りが受け継がれています。海と山の両方を楽しめる、島時間を満喫するのにぴったりの島です。

六島
岡山県で最も南に位置する六島は、断崖を埋め尽くすように咲く野生のスイセンで知られ、「すいせん島」とも呼ばれます。花の見頃は冬から早春。岡山県内で最も古いとされる灯台が立ち、静かで素朴な島の空気が味わえます。
【瀬戸大橋の島】与島
本州と四国を結ぶ瀬戸大橋。その橋がまたぐ島のひとつが与島です。橋の巨大な橋げたを真下から見上げる、ほかにはないスケールの島旅を味わえます。

与島
瀬戸大橋のちょうど中ほどに浮かぶ与島。橋の下をくぐるように島へ入ると、頭上に架かる巨大な橋げたを間近に見上げることができます。橋の上のパーキングエリアからは瀬戸内海の多島美が広がり、ドライブの途中に立ち寄りやすいのも魅力です。
島めぐりを楽しむための、ちょっとした工夫
島旅の楽しさは、少しの準備でぐっと安心になります。船に揺られて出かける前に、次のポイントを頭の片隅に。
1船の時刻を先に確認
島の便は本数が限られ、行き先ごとに港や航路が異なります。行きだけでなく「帰りの最終便」まで先に調べておくと安心です。
2現金を用意
船の運賃や島のお店では、現金が便利な場面がまだ多くあります。小銭を含めて少し多めに持っておくと困りません。
3歩きやすい靴で
島は坂道や石畳、砂浜など足元がさまざま。スニーカーなど歩き慣れた靴を選び、身軽な荷物で出かけましょう。
4飲みものと軽food
島によっては自販機やお店が少ないことも。飲みものや行動食を少し持っておくと、のんびり過ごせます。
5宿泊もひとつの手
夕暮れや朝の静かな島は格別です。民宿などに一泊すれば、日帰りでは味わえない島時間を楽しめます。
6天候と海の様子に注意
船は天候や海況で欠航することがあります。風の強い日などは運航状況をこまめに確認しておきましょう。