岡山県備前市閑谷にある「旧閑谷学校」は、現存する日本最古の庶民のための公立学校として開かれました。
閑谷学校は江戸時代前期の寛文10年(1670)に岡山藩主池田光政によって創建されました。
学ぶ心・礼節を重んじた近世の教育が、現代にも受け継がれ講堂で学ぶ姿勢が受け継がれています。
日本遺産登録
2015年4月には「近世日本の教育遺産群」として「特別史跡旧弘道館(茨城県)」「史跡足利学校跡(栃木県)」「史跡咸宜園跡(大分県)」とともに「近世日本の教育遺産群−学ぶ心・礼節の本源−」として日本遺産第1号に認定されました。
※国宝の講堂は今も教育に利用されている場所になります。
聖廟、講堂、小斎、習芸斎、文庫、門、閑谷神社、石塀、石門など、建築物がとても保存状態がよく重要文化財に指定されています。
入母屋造りの講堂は国宝に指定されています。※長州藩の明倫館、水戸藩の弘道館と並び、日本三大学府の一つと称された。
旧閑谷学校では、四季を通して様々な自然の美しさを楽しむことができます。家族・一人旅等、多くの人が訪れる観光地です。
世界遺産登録に向けての活動
登録推進委員会による下記活動を行っています。
更新日:2019年12月9日更新
閑谷学校(しずたにがっこう)世界遺産登録署名について
旧閑谷学校世界遺産登録推進委員会では、旧閑谷学校の世界遺産登録にむけ、下記の内容で署名をお願いいたしております。
旧閑谷学校の世界遺産登録を求める要望書
〈要望事項〉
旧閑谷学校は、我が国最初の庶民教育を行うための学校であり、世界に誇れる貴重な教育文化遺産でありますので、世界遺産に登録されますよう要望します。
〈趣旨〉
旧閑谷学校は、一六七〇年岡山藩主池田光政公が士庶共学を目的に開いた学校で、藩営としては日本最古の庶民教育のための学校であり、石塀内の各建造物、構造物のほか椿山、石門、津田永忠宅跡及び黄葉亭などを含む学校全域が国の特別史跡に指定されております。
特に、旧閑谷学校の講堂は全国唯一の国宝学校建築物であり、その他小斎・飲室・聖廟・芳烈祠・文庫・石塀などすべての建造物(二十五棟)が重要文化財に指定されております。現在もこの講堂において論語の講義が行われており、教育施設として活用されております。
旧閑谷学校とその創学の精神は、ふるさとの文化や歴史とともに過去から引き継がれてきた貴重でかけがえのない文化遺産であります。これらの文化遺産を地域の誇りとして未来の世界へ継承するためには、世界遺産暫定一覧表に追加記載される必要があります。平成二十年九月に文化庁から示された「近世の文化資産」という主題のもとで、旧閑谷学校が世界遺産暫定一覧表入りするよう格別のご理解をお願い申し上げます。
文部科学大臣殿
文化庁長官殿
旧閑谷学校世界遺産登録推進委員会
岡山世界遺産登録推進応援ネットワーク
備前市役所オームページより
https://www.city.bizen.okayama.jp/soshiki/31/936.html
アクセス
所在地 | 〒705-0036 岡山県備前市閑谷784 |
電話番号 | 0869-67-1436 |
料金 | 大人:400円 65才以上:200円 小、中学生:100円 |
営業時間 | 休業:12/29~12/31閉門 公開:9:00~17:00 入門は16:00まで |
交通アクセス | (1)JR吉永駅から車で5分 (2)山陽自動車道備前ICから車で15分(国道2号線から、閑谷学校入り口交差点を右折約7分) (3)山陽自動車道和気ICから車で20分(国道374号線から、県道96号線を赤穂方面へ、吉永交差点を右折約5分) |
駐車場 | 有り(500台) |
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