もくじ
中国地方で有名な山といえば百名山にして西の富士山とも呼ばれる山陰の名峰「大山(だいせん)」
大山登山といえば学校行事で慣例でしたが・・・現在は行っていないそうです。※管理人の地域
聞いた時は時代の流れを感じました。
行事で登山は時代的に無しなのでしょうか?
それとも近年の登山ブームで多人数の登山が無理になっているのかな?など考えながら登山取りやめの背景を勝手に想像していました(笑)
今日はそんな登山を懐かしみながら中学時代の同級生と何十年ぶりだろう!?大山2回目の登山です。
以前登った記憶が曖昧なので、どんな登山ルートだったか楽しみながら登っていきます。
大山について
中国地方の最高峰の1,709m
日本で3番目の国立公園となった大山は、「日本名峰ランキング」でベスト3に選ばれるほどの美しい自然のすがたが人々の心をとらえ続けています。
※大山は1936年(昭和11年)、国立公園に指定され、その後1963年(昭和38年)に蒜山地域、隠岐島、島根半島、三瓶山地域が追加指定され現在の「大山隠岐国立公園」となりました。
大山は森林浴や自然観察スポットとしても人気が高く、古くから登山家の憧れの山でした。 例年、6月第1日曜に、大山夏山開き祭が行われると、本格的な夏山登山シーズンを迎えます。
春から夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪山と四季を通して、自然を思う存分満喫できます。
山岳信仰の山として開山されてから1300年
大山寺を中心に栄華を誇った歴史
大山の名前が初めて文献に記されるのは、奈良時代に編さんされた「出雲国風土記」。
「出雲国風土記」では「大神岳」や「火神岳」と記されています、大山は「大いなる神の在ます山」として、人々に崇敬されてきました。
大山が栄華を誇った時代
鎌倉時代から室町時代にかけての大山寺には3000人の僧兵を抱えたとされています。
この時代では全国的に有名な「高野山金剛峯寺(和歌山県)」や「比叡山延暦寺(滋賀県)」と並ぶ大寺となり、この地域の中心として崇拝、信仰され栄えていました。
島根県と大山のゆかりの神話
大山は国引き神話とも密接な関係があり、八束水臣津野命(やつかみずおみづぬのみこと)が国引きのため、引っ張った綱が今の弓ヶ浜半島や出雲の長浜と伝えられています。
そして綱をつなぎとめた杭が、三瓶山(さんべさん)と大山だと伝えられています。
本日の登山道
登山道はルートが複数あります。
記憶の中での中学ルートをたどりたいと思います。
たしか・・・最短ルートで登り、大山寺の方へ下る道だったような気がします。
かなり曖昧な記憶ですが上記ルートで決定しました。
所要時間 6時間(今回は5時間ほどでした)
5合目と6合目の間に行者谷の別れがあります。
登り・・・夏山登山コース(夏山登山口→3合目(60分)→6合目(60分)→山頂(60分)
下り・・・行者コース(山頂→6合目(60分)→行者谷の別れ(20分)→元谷(40分)→大山寺(60分)
麓へは足湯があるので、そこで一休みもおススメです。
標高
夏山登山(780m)→3合目(1070m)→5合目(1245m)→8合目(1580m)→頂上(1709m)
登山難度 ※このマップは、国土地理院の電子国土Webシステム(https://maps.gsi.go.jp)から提供されたものを使用しています。
駐車場に止めて入口までを散策
この日は紅葉時期でもあり観光客・登山客共に多く賑わいがありました。
良い時期は駐車場もいっぱいになるので早めの到着がおススメです。。
大山登山口近くにある「モンベル 大山店」
大山登山口近くにあるアウトドアショップ「中国地方1号店のモンベル大山店」
街中はもちろんの事、各アウトドアスポットに店舗を出しているお店ですね。。
店舗名 | モンベル 大山店 |
住所 | 〒689-3318 鳥取県西伯郡大山町大山115 |
TEL | 0859-52-2511 |
FAX | 0859-52-2512 |
営業時間 |
10:00~19:00 8:00~19:00(5月~11月の土日祝) |
定休日 | 年中無休 |
中国地方の多店舗
・モンベル 岡山店 岡山県岡山市南区下中野1412-1
・モンベル 倉敷店 岡山県倉敷市寿町12-1 三井アウトレットパーク倉敷2階
・モンベル 広島祇園店 広島県広島市安佐南区祇園3丁目2-1 イオンモール広島祇園2階
・モンベル 広島紙屋町店 広島県広島市中区紙屋町1丁目2-22 広島トランヴェールビルディング1、2階
結構な人です・・・。
幅広い年齢で登山が好きな人が増えているのを感じます。
大山登山は難度も低く、自身のペースで登れば登頂できるのでご年輩の方にも人気の登山コースになっています。
妖怪天井画が有名な「圓流院」
所在地 | 鳥取県西伯郡大山町大山58 |
営業・開館時間 | 3月18日~12月18日の9:30~15:30 |
駐車場 | あり(無料) |
料金 | 大人400円 |
圓流院は大山寺とともに歴史を歩んでいます。
現在は新しく再建されていますが以前のお堂は、約200年前に建てられていました。
※現在のお堂は2009年に新しく建て直されました。
再建にあたって特徴的とした点は、妖怪の天井画です。
妖怪とは日本に古くから伝わる物の怪です。この天井画は、境港出身の「ゲゲゲの鬼太郎」の生みの親でもある水木しげる先生作により描かれています。
その数108枚。
見る人を魅了する「妖怪画」、眺めていると妖怪の世界観に引き込まれてしまいそうです。
紅葉を眺めながらの登山
少し肌寒く感じていたスタート前・・・
すぐ温もりますね^^
登り始めると汗をかくので風邪をひかないように上着を脱いで調整しながらの登山です。。
登るにつれ紅葉が進み落葉している葉が増え始めました。
強風を気温差が出ているので登り口より紅葉が進んでいます。
山の北斜になるのですが岩肌が露出し山の険しさを感じます。
雲が近く見えます、視界も開け見晴らしが良好^^
今日は天気がよく登山日和でよかったです、大山の雄大さ・景色の壮大さを見る事ができました。
頂上に行くと天気が良ければ日本海までしっかり見えるので楽しみです。
ここからは桟橋のような整備された道を登っていきます。
・・・学生時代にのぼった際にもあったのだろうか??記憶が曖昧でよく覚えていません。
登ってきた道のりもそうですが、思っていたより狭い道幅でした。
学生時代は先生合わせれば400~500人ほどが登山している事になるのですが、この道を登ったのかと考えると・・・
よく登りましたね。
今では登るのは難しそうですね、他の登山者の方にかなり迷惑がかかりそうです。
列が何時間も続くわけですから、人が交わせれないのではと思います。
登山者の増加にともない登山研修が難しくなったひとつの要因かなと勝手に感じました。。
頂上が見えてきました!
長い列を作りながら順番待ちになっています。
山小屋発見
山小屋には人がすでにいっぱいで休憩する場所はありませんでした(笑)
今日は登山者多いですね。
頂上到着!
登頂時間は13時です。
見晴らしも最高です。
空いているスペースでお昼をします、自然の中で食べるご飯は美味しいですね。。
頂上は風がきついので10分もすれば身体がかなり冷えてきました、山頂は気温も低いので体感的には結構寒いです。
あまり長居は出来そうにないので、ご飯を食べ山小屋のほとりで風をしのぎながら休憩しました。
大山の南斜です。
岩が露骨に現れている表面が自然の怖さを感じさせます。
落ちたら助からないだろうな・・・と勝手に想像しながら眺めています。。
この先にも「剣ヶ峰」「天狗ヶ峰」「象ヶ鼻」と峰が連なっているのですが、縦走禁止区域になっています。
ルートを見てみると・・・考えただけで無理ですね、滑落のイメージしかわきません。。
山頂から山小屋を眺めてみると、雲が立ち上り綺麗です。自然の中に入ると人は小さいですね。。
下山します。
下山は5合目と6合目の間に行者谷の別れがあり、そこから行者コースに向かいます。
登山も半分程おりてくれば再び紅葉が綺麗に楽しめます。
紅葉が進む木々のトンネルを抜けていきます。
登りはえらいので下を向きがちですが、下りはゆっくりと紅葉を楽しめますね^^
岩の世界の「行者谷」
大山の北壁からの落石でしょうか。
多くの岩が集まっています。
砂防邸(岩!?)の受けがありますが、すでにいっぱい!?と思えるほどの岩の量です。
入口のモンベルの横の谷風景と一緒なのでそこに通じているのでしょうか。。
岩肌を感じながら休憩・写真撮影スポットになっています。
巨木が立ち並ぶ森
写真では伝わりづらいですが樹齢何年だろうかと思うくらいの大きな木々が立ち並んでいます。
木々たちからエネルギーを貰えそうな気がします
ここを抜ければ終点の「大神山神社奥宮」です。
大山周辺スポット
大山周辺をまとめてみました。
フォトギャラリー
アクセス
関西方面から | 中国道中国吹田ICより津山方面へ、中国道落合JCT経由、米子道を蒜山・米子方面へ、米子道米子IC下車。 「大山寺」 県道24号線を大山方面へ。約12kmで大山寺へ。 「大山町役場」 山陰道を鳥取方面へ。名和IC下車、約1.5㎞。 大阪から大山 所要時間 約3時間15分 |
広島・岡山方面から | 山陽道広島ICより大阪・神戸方面、岡山ICより広島方面へ、岡山JCT経由、山陽道北房JCT経由、中国道落合JCT経由、米子道を蒜山・米子方面へ、米子道米子IC下車。 「大山寺」 県道24号線を大山方面へ。約12kmで大山寺へ。 「大山町役場」 山陰道を鳥取方面へ。名和IC下車、約1.5㎞。 岡山から大山 所要時間 約2時間 |