旧山形小学校
鳥取県の緑豊かな山間にある、昭和の歴史を残した小学校を巡る旅
旧山形小学校に訪れてきました。
旧山形小学校は鳥取県智頭町にある学校で昭和17年に地元の木材を使い地元の人々の手によって建てられた近代木造校舎です。
テレビで見る「昔の校舎」がそのまま目の前に存在しているのがちょっと不思議な感じです。
昔の建造物が存在しているのはとても貴重ですね。
周辺の山々は今でも広がるふるさとの原風景を残し、木のぬくもりが感じられる校舎と溶け合い素敵な雰囲気を作りだしています。
校舎内に入ると目に付くのが81mもある長い廊下です。
50m走を走れる!?と思うのは管理人だけでしょうか(笑)
黒板や昔ながらの机・椅子・教室の雰囲気を見ていると、その特徴的な木造校舎にどこか懐かしさ感じます。。
旧で気づかれると思いますが、山形小学校は昭和17年から長い歴史を刻んできたのですが平成24年に智頭町の小学校統合し閉校になりました。
閉校後は体験学習の場として利用したり、自由に見学することができるようになっています。
※国の有形文化財としても登録されています。
これだけの立派な後者は後世にも残ってほしいですね^^
旧山形小学校について
施設名 | 旧山形小学校(国有形文化財) |
所在地 | 〒689-1415 鳥取県八頭郡智頭町郷原238 |
電話 | 0858-75-0343 |
FAX | 0858-75-3860 |
営業時間 | 08:30~17:15 |
営業日 | 月曜日~土曜日 |
休館日 | 日曜日・月曜日・祝日 |
駐車場 | 有り |
ウェブサイト | https://koiyamagata.wixsite.com/yamagataschool |
メール | yamagatashinko@town.chizu.tottori.jp |
建設年 | 1942年(昭和17年) |
構造・面積 | 木造鉄板葺、建築面積1061㎡ |
国登録有形文化財 | 指定年月日:平成17年8月2日 |
閉校式典 | 2012年(平成24年)3月 |
山間ののどかな風景がとても落ち着きます。。
見学に行った際の駐車スペースです。
歴史を感じる外壁ですね・・・。
旧山形小学校の入り口になります。
現在は小学校の運営は恋山形運営協議会が行っているそうですね。
旧山形小学校を利用している機関
看板より
・山形地区振興協議会
平成20年4月に「山形地区振興協議会」が発足、メインテーマは「福祉」と「共育」老いも若きも豊かに暮らせる地域に
・恋山形運営協議会
旧山形小学校を運営している組織
・智頭林業資料館
旧山形小学校内に資料展示室を構えています。
・株式会社サングリーン智頭
智頭町の第三セクター「業務内容:智頭町との委託契約に関する業務」
・えとせとら
・智頭の山人塾
智頭の山人塾は、林業の基礎から草花の知識など、子どもから大人まで楽しめる、山での時間、暮らしを豊かにする情報を提供します。
「智頭の山人塾」は、2016年5月に「地方創生事業」の一つとして始まりました。
林業を学びたい方、里山で暮らしたいと考える方に向けて、安全講習や薪割り、樹木の育て方、苗の作り方、病害虫への対応等の座学や野外実習を、また一般の方にも自然に親しんでもらえるよう、緑美しい自然の中を歩いて、樹木の名前を学んだり、葉っぱやきのこを料理して食べたりといった、気軽に参加できるプログラムを、一年を通じて提供しています。
山には、おもしろいこと、楽しいことがたくさんあります。さあ、みなさま、一緒に山を歩きましょう。
出典:公式サイトより→https://yamahito-juku.com/
・公開講座・雪上実習「冬芽を観察しよう!」
・雪上実習「蒜山合宿・冬の樹木学」
・公開講座「桜の開花前線の不思議!?」
etc
子供が楽しめる講座があるので参加してみるのもいいかもしれませんね。
・あすなろ手芸店
全長81mの長い廊下!
とにかく長いです!木造工法でこれだけの長い廊下が作れるのですね。。
最近では鉄骨コンクリートが当たり前の時代に、これだけの木造建物には驚かされます。。壮大ですね^^
これだけ広いと清掃は大変そうですね。
ネットニュースで見ましたが2013年には10台のお掃除ロボット「ルンバ」も参加したみたいですよ^^
このスイッチ懐かしい、今でもレトロなカフェに行くと見かけます。。
階段も木造で組んでいるのですが幅が広いですね、木造でこれだけのスパンが組めるのですね。。
卒業生の作品でしょうか、綺麗なステンドグラスです。
この黒板懐かしい、よくテレビで見る黒板です(笑)
温かみを感じます。
当時のままの教室がそのまま残っています。
まるで映画のセットみたいです。
旧山形小学校の公式フェイスブックを覗くとここで講義をしている写真がアップされていました。
なんか良いですね^^
子供たちと一緒に座ってみました。。
森のカフェ
お茶が出来るみたいですね。。
ゆっくりとした時間が流れている場所でゆっくりするのはとても贅沢なひと時です。
時間がある方は是非!!
生徒さんの作品ですね。
小学生なんでしょうか??
小学生だと凄いですね、しっかり作り上げています。。
智頭林業資料展示室
昭和初期の林業が実感できる資料展示室です。
今は木を伐る機械(チェーンソー・重機で木を切る時代)がありますが、当時は大型のこぎりの手引きです。
この展示室をみると今の工業機械の発展ぶりには感心させられます。
山形小学校の棟上げ写真です。
凄い量の木材と大工さん(関係者)ですね。
現物で見てみたかった気がしますが、ものすごくスケールが大きい建物だったのが想像できます。
昔は枝打ちも一本一本、木に登り行っていますよね。
現在は機械で行う場合もありますが、切り目がどうしても雑になるので節目が大きくなり良材にはなりません。
いい木材を作るためには、今も昔も人力による手作業をする必要があり大変な作業です。
のこぎりにこんな多くの種類があるのにびっくりです。
手作業は途方もなく大変そうです・・・。
山形小学校周辺のジオラマです。
リアルに再現されています。
グランド・体育館ともに広いですね。。
最盛期の時には何人くらいの生徒がいたんでしょうね・・・。
校舎を含めとても大きいのでちょっと気になりました。。
貴重な財産に触れることが出来ました。
廃校になると壊したり放置する事が多いですが、山形小学校校舎は第二の歩みを始めています。
建物は活用してこそ保存できます。
古き良き時代の遺産を残すには地域の努力・財がかかり大変な事だと思います、これからも貴重な財産を将来にわたり残る事を勝手ながら願っています。
智頭町立旧山形小学校近隣スポット
旧山形小学校の近隣スポットをまとめてみました。
フォトギャラリー
アクセス
車 | ・鳥取自動車道 智頭南ICから 約5分 ・鳥取自動車道 智頭ICから 約10分 |
公共機関 | ・智頭急行、JR因美線 「智頭駅」下車 → 智頭駅前から「すぎっこバス」に乗車 → 約12分で「山形小学校前」下車すぐ ・智頭駅前から日本交通タクシー約10分 ・智頭急行「恋山形駅」から徒歩15分 |