新見市の土地と地域の物語
この土地が「なぜこうなったか」を、地形や成り立ちから読み解きます。
新見市の大地の主役は、石灰岩です。市の中南部から真庭市南西部にかけて広がる阿哲台は、秋吉台と並ぶ日本有数のカルスト台地。はるか昔の海でサンゴなどが積もってできた石灰岩を、長い年月をかけて雨水が溶かし、無数の鍾乳洞やドリーネ、そして羅生門のような巨大な天然橋をつくりました。
高梁川の上流にあたるこの一帯は水が豊かで、渓谷やひんやりした洞の風景に恵まれています。石灰岩は石材や石灰の資源でもあり、大地そのものが暮らしと産業を支えてきました。地表に見える白い岩肌の一つひとつが、太古の海のなごりです。
高梁川の最上流部にあたり、石灰岩の台地にしみ込んだ水が、地下水や鍾乳洞をめぐって川へ集まります。石灰岩は雨水を通しやすいため、地表の川は少なくても、地下には豊かな水の世界が広がっている——それがカルストの土地の特徴です。
より詳しい土地の成り立ちや、個別のスポットは、姉妹サイト〈OKA-LABO〉の記事でもたどれます。