旬の味 ・ 夏〜秋(8〜10月)
岡山のぶどう
― 丘がつくる、宝石の粒
“地形と気候”の目線でたどる、岡山の実り
夏から秋にかけて、岡山の食卓と贈り物を彩るぶどう。マスカットの気品、シャインマスカットの手軽さ、ピオーネの濃厚さ。品種の個性と旬、そして“丘の地形”が育む甘さをたどります。
旬の時期
ハウス栽培の早出しは七月頃から。露地を含めた最盛期は八月から十月で、品種のリレーにより秋まで楽しめます。
代表的な品種
マスカット・オブ・アレキサンドリアは“ぶどうの女王”と呼ばれる香り高い品種で、岡山はガラス温室での栽培が盛んです。皮ごと種なしで手軽なシャインマスカット、大粒で濃厚なニューピオーネなど、味わいはさまざま。店頭で品種を選ぶ楽しさがあります。
なぜ岡山でぶどうが育つのか
岡山は明治期からマスカットの温室栽培に取り組んできた歴史があります。背景にあるのは、雨が少なく日照の多い「晴れの国」の気候と、水はけのよい丘陵地。水がたまる土地を嫌うぶどうにとって、ほどよく乾いた斜面は理想的です。
土地の目線ぶどうの名産地の多くは、平地ではなく
ゆるやかな丘にあります。斜面がもたらす水はけと日当たりは、その土地の
傾き(地形)そのもの。ガラス温室が根づいたのも、日照に恵まれた気候あればこそ。一粒の甘さは、岡山の地形と歴史の合作です。
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