岡山グルメ・名産図鑑
桃にマスカット、瀬戸内の魚、県北の牛、そしてご当地グルメと銘菓。“晴れの国”岡山は、味の宝庫です。分野ごとに、その産地とともに紹介します。産地名からは、その土地の姿(おかやま地誌)へも進めます。
フルーツ王国
一玉ずつ袋をかけ、手間をかけて育てる岡山の夏の代表。乳白色の果肉と、上品でとろけるような甘さ。清水白桃はその象徴的な品種。→ 少雨な気候と岡山平野が生む味。
全国生産量の9割以上を岡山が占める“果物の女王”。倉敷・船穂などの温室で育ち、透きとおるエメラルドグリーンと気品ある香りが持ち味。
大粒で種がなく、皮ごと食べられるぶどう。岡山は“ぶどう王国”として全国に知られ、贈答でも人気。
海と大地の幸
「まま(ご飯)を隣から借りるほど箸が進む」が名の由来という瀬戸内の小魚。酢漬けや“ままかりずし”で親しまれる。
日光を遮って育てる黄金色のニラ。全国有数の産地が岡山。やわらかく香り高い、上品な味わい。
和牛のふるさと・新見で育つ黒毛和種。日本最古の蔓牛(つるうし)「竹の谷蔓」の血をひく、和牛のルーツのひとつ。
牡蠣の名産地・日生(ひなせ)。牡蠣をたっぷり入れて焼くお好み焼き“カキオコ”は、冬の名物として全国から人が訪れる。
潮流の速い下津井で育つ、身の締まった真ダコ。「下津井ダコ」として全国的に知られ、ゆでダコやタコ飯で味わう。
瀬戸内の春を告げる魚。岡山では消費量が多く、刺身・たたき・塩焼きや、ハレの日の「ばらずし」の具として親しまれる。
蒜山高原で育つジャージー牛の生乳・ソフトクリーム・チーズ。こくのある濃厚な味わいで人気を集める高原の恵み。
倉敷・連島は江戸末期に干拓された土地。ミネラルを含む砂まじりの粘土質が、白くやわらかでシャキシャキの蓮根を育てる。“干拓地が生んだ”倉敷のブランド野菜。
ご当地グルメ・郷土の味
蒜山(ひるぜん)高原のご当地焼そば。鶏肉とキャベツを、味噌ベースの甘辛いタレで炒めるのが特徴。
古くから牛肉文化が根づく津山。新鮮なホルモンとうどんを、甘辛いタレで香ばしく炒める。
黒く香ばしいソースで炒めた、えび入りの焼きめし。岡山で長く愛されるご当地の一皿。
ごはんにキャベツ、カツをのせ、ドミグラスソースをかけたカツ丼。岡山で“カツ丼”といえばこれ。
魚介や野菜を彩りよく散らした、華やかなちらしずし。祝いの席やハレの日のごちそう。
銘菓・おみやげ
桃太郎伝説でおなじみ、岡山を代表する土産菓子。やわらかく素朴な甘さ。
甘酒の風味を生かした薄皮で、こしあんを包んだ老舗の銘菓。岡山城の大手門にちなむと伝わる。
倉敷生まれの銘菓。薄く焼いた生地であんを包んだ、麦わら帽子のような姿が愛らしい。
倉敷・藤戸に伝わる甘酒饅頭。源平の藤戸の合戦ゆかりの地で親しまれてきた。
岡山の酒米
岡山市中区雄町で生まれた酒造好適米。数々の酒米の祖ともいわれ、コクと旨みのある酒を生む“幻の米”として全国の蔵から求められる。