旬の味 ・ 冬(11〜3月)
岡山の牡蠣
― 冬の瀬戸内、海のミルク
“地形と気候”の目線でたどる、岡山の冬の恵み
冬の瀬戸内がくれる、海のミルク。日生(ひなせ)・邑久(おく)・虫明(むしあげ)——岡山の牡蠣は、穏やかな内海と川の栄養で育ちます。旬と産地、身がふっくらする理由を。
旬の時期
おおむね十一月から三月。寒さが深まるほど身が締まり、うまみが増します。冬の食卓の主役です。
主な産地
備前の日生(ひなせ)、邑久(おく)、虫明(むしあげ)などが知られます。日生は牡蠣をたっぷり入れたお好み焼き「カキオコ」でも人気。産地ごとに味わいの個性があります。
なぜ岡山で牡蠣が育つのか
瀬戸内海は波が穏やかな内海で、養殖に向いています。さらに、山から川が運ぶ栄養(植物プランクトン)が豊富で、遠浅の海が牡蠣をふっくら育てます。海と山、両方の恵みが合わさる場所です。
土地の目線牡蠣が育つ遠浅の海は、川が運んだ土砂と、干拓で形づくられた海辺の産物でもあります。
平らかな海と大地の境目——そのやわらかな地形が、牡蠣のゆりかごになっています。海の幸の向こうに、土地のなりたちが見えてきます。
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