季節の行事 ・ 夏(8月)
うらじゃ
― 鬼と踊る、岡山の夏
桃太郎伝説から生まれた、岡山市の夏祭り
顔に鬼の化粧をほどこし、街じゅうが踊る夏の二日間。「うらじゃ」は、桃太郎伝説(吉備津彦命と温羅)から生まれた、岡山市の夏祭りです。由来と見どころをたどります。
どんな祭り?
毎年八月、岡山市の中心部で開かれる踊りの祭典で、「おかやま桃太郎まつり」の中心行事です。参加者は鬼(温羅)を模したカラフルな化粧をまとい、群舞やパレードを繰り広げます。二日間で数十万人が訪れる、夏の一大イベントです。
名前の由来
「うらじゃ」は、鬼として伝わる「温羅(うら)」に、岡山弁の「〜じゃ(〜だ)」を合わせた造語。祭り自体は一九九〇年代に始まった比較的新しいものですが、題材は古代の伝説にさかのぼります。
温羅伝説と桃太郎
吉備を治めた吉備津彦命(きびつひこのみこと)が、鬼とされる温羅を討ったという「温羅伝説」。これが桃太郎の鬼退治の原型とされ、鬼ノ城(きのじょう)や吉備津神社に、その物語の舞台が今も残ります。
いつ・どこで
八月中〜下旬の土日、岡山市中心部で開催(日程・交通規制は年により変わりますので、公式情報をご確認ください)。
土地の目線うらじゃの舞台裏には、古代
吉備(きび)の記憶があります。温羅がこもったとされる
鬼ノ城の山城、吉備津彦命をまつる
吉備津神社——伝説は、この土地の地形そのものに刻まれています。踊りの熱気の向こうに、二千年の物語が流れています。
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