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Ancient Trees ・ 千年を生きる木々

岡山の名木・巨樹
― 一本の木に宿る、長い時間

樹齢千年ともいわれる桜、神社の境内にそびえる大イチョウや大杉。岡山には、人の一生をはるかに超えて生きてきた木々が各地に残っています。全国から選ばれた「新日本名木100選」に入る醍醐桜を筆頭に、県内の名木・巨樹をまとめました。

新日本名木100選(醍醐桜)樹齢千年の一本桜県内各地の巨樹
About ・ 名木100選とは

「名木100選」と、岡山の代表

「銘木100選のようなものがあったはず」――そのとおりで、1990年(平成2年)に全国の名木を選んだ「新日本名木100選」があります。全国から100本が選ばれ、岡山県からは真庭市の「醍醐桜(だいござくら)」が入りました。ここでは、その醍醐桜を軸に、県の天然記念物などに指定された岡山の名木・巨樹を紹介します。

名木・巨樹は、多くが国や県・市の天然記念物に指定され、大切に守られています。木は生きもの。訪ねるときは、根を踏まないよう柵の外から眺め、静かに向き合うのがマナーです。

The one ・ 岡山を代表する一本

醍醐桜 ― 千年を生きる、一本桜

醍醐桜PHOTO ・ 醍醐桜

真庭市別所に立つエドヒガンザクラの巨木。後醍醐天皇が隠岐へ流される道中に愛でたという言い伝えから「醍醐桜」と呼ばれます。樹齢は700年とも1000年とも伝えられ、山の斜面にただ一本、堂々と枝を広げる姿は圧巻。1972年(昭和47年)に岡山県の天然記念物に指定され、新日本名木100選にも選ばれました。

エドヒガンザクラ真庭市別所樹高 約18m幹周り 約7m県天然記念物(1972)

※樹齢は諸説あります。見頃はソメイヨシノより少し遅い4月中旬ごろ。開花状況は真庭市などの最新情報をご確認ください。

醍醐桜のくわしい記録を読む →

List ・ 県内の名木

岡山の名木・巨樹をたどる

県内には、桜のほかにもイチョウ・スギ・エノキ・カシなど、さまざまな巨樹が天然記念物として残ります。代表的なものをまとめました。

名木樹種所在特徴・指定
醍醐桜エドヒガン真庭市別所樹齢700〜1000年ともいわれる一本桜。県天然記念物・新日本名木100選。
宗堂の桜(宗堂桜)ヤエザクラ岡山市東区瀬戸町宗堂花弁が内側に反り返る珍しい八重桜の変種。県天然記念物。
延長庵の大イチョウイチョウ岡山市境内にそびえる大公孫樹。秋の黄葉が見事。市天然記念物。
神力稲荷の大杉スギ岡山市稲荷社に立つ御神木の大杉。市天然記念物。
大蔵の大榎(おおくらのおおえのき)エノキ岡山市集落に根を張る大榎。市天然記念物。
吉備津彦神社のアラカシアラカシ岡山市北区一宮古社の杜に育つ常緑の巨木。市天然記念物。

※指定区分・所在は各市町・岡山県の文化財情報に基づく代表例です。見学可否や公開状況は現地・各自治体の最新案内をご確認ください。天然記念物は保護のため、枝折り・根の踏み荒らしはご遠慮ください。

桜の名木は、季節の特集 岡山の花ごよみ でも取り上げています。木々が根を張る土地の成り立ちは 大地の物語 とあわせてどうぞ。
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