厄除け・厄払い ― 災いを、祓う
岡山で「厄除け」といえば、まず名が挙がるのが倉敷・児島の由加神社本宮。「厄除けの総本山」を掲げる古社で、香川の金刀比羅宮とあわせてお参りする「ゆが・こんぴら両参り」でも知られます。あわせて、鳴釜神事で名高い吉備津神社(厄災消除)、除災開運の最上稲荷、厄除開運の日本第一 熊野神社も、古くから厄祓いの社として親しまれてきました。
恋愛・縁結び ― 良縁を、願う
縁むすびでは、縁結びと縁切りの両方を特別祈祷として案内する最上稲荷が知られます。また、岡山市中区の沖田神社は、ご利益に「縁結び」を掲げる干拓地の総鎮守。倉敷美観地区の阿智神社は、海の女神・宗像三女神(市寸嶋比売命ほか)を祀り、美容・芸能・良縁の社として親しまれています。恋の願いごとを、そっと託してみてください。
学業・合格 ― 学びの、願い
学業成就を公式に掲げるのが、赤磐市の石上布都魂神社(いそのかみふつみたまじんじゃ・備前国一宮)。素盞嗚尊(すさのおのみこと)が八岐大蛇を斬った剣を祀ったと伝わる古社で、学業成就のほか癌封じの信仰でも知られます。また、学問の神・菅原道真公をまつる天満宮は、県内各地で合格祈願の定番。受験のシーズンには、絵馬に願いを込める参拝者でにぎわいます。
健康・病気平癒 ― 心身の、安らぎ
病気平癒を公式に掲げるのが、倉敷市林の日本第一 熊野神社。熊野の神々をまつり、国指定重要文化財の社殿を伝える古社です。前述の石上布都魂神社は「癌封じ」で知られ、岡山市東区の安仁神社は、夏の「茅の輪くぐり」に象徴される無病息災の社。健やかな毎日への願いを込めて、足を運びたい神社です。
岡山を代表する、吉備の一宮
ご利益を問わず、岡山の神社めぐりの起点となるのが、吉備の中山のふもとに並ぶ二つの一宮です。備中国一宮吉備津神社(家内安全・厄災消除、鳴釜神事と約400mの廻廊)、備前国一宮吉備津彦神社(家内安全・交通安全・八方塞のお祓い、夏至の朝日が鳥居から昇る「朝日の宮」)。どちらも桃太郎伝説とつながる、岡山を代表する古社です。
ご利益は、願いにそっと寄り添うもの
同じ神社でも、御祭神から一般に説かれる神徳と、その神社が公式に掲げるご利益とは、少し違うことがあります。この特集では公式情報を優先してまとめましたが、いちばん大切なのは、静かに手を合わせるその気持ちです。作法や授与品は各神社でご確認のうえ、心を込めておまいりください。







