吉備中央町にある岡山県自然保護センターは、里山の環境を保全しながら自然観察ができる県立の施設です。広大な敷地には湿地やため池、雑木林が広がり、四季を通じてさまざまな動植物を観察できますが、中でも特に知られているのが初夏に見られるゲンジボタルの乱舞。きれいな水と豊かな里山環境が保たれているからこそ見られる、貴重な光景です。
日中はハイキングコースを歩きながら野鳥や昆虫、季節の花を観察でき、夜になるとホタルの発生時期にあわせて観察会が開かれることもあります。自然そのものを大切に守ってきた場所だからこその、飾らない里山の美しさが魅力です。
ホタルが舞う夜の水辺の写真訪れて感じたこと
日が完全に落ちて目が暗さに慣れてくると、水辺のあちこちにふわりふわりと光が浮かび上がってきました。懐中電灯の光をできるだけ抑えて静かに待っていると、次第にその数が増えていき、まるで小さな光の粒が宙を漂っているような幻想的な光景に、大人も子どもも言葉を忘れて見入ってしまいました。
都市部の光ではまず味わえない、静けさと暗さがあってこそのホタルの美しさ。里山の環境を守り続けてきたからこそ見られる景色なのだと、あらためて実感する時間になりました。
見どころ
初夏に舞うゲンジボタル
清らかな水辺を好むゲンジボタルが、例年6月頃に見頃を迎えます。センターの環境保全活動が支える、貴重な自然の光景です。
里山を歩くハイキングコース
日中は雑木林やため池をめぐる散策路で、野鳥や昆虫、季節の花々を観察できます。ホタル観賞とあわせて日中の散策もおすすめです。
県立施設ならではの自然保護への取り組み
環境教育の拠点としての役割も持つ施設で、里山の自然を守る取り組みについて学べる展示や催しも行われています。





家族で行くときのメモ
ホタルは光や音に敏感なため、観賞の際は懐中電灯を極力使わず、静かに見守るのがマナーです。足元が暗く不安定なこともあるので、歩きやすい靴と、必要最小限の明かり(赤いセロハンを貼ったライトなど)を用意すると安心です。発生時期は気候によって前後するため、訪問前に公式情報で状況を確認するのがおすすめです。
※ホタルの発生時期・観察会の開催状況などは年によって変わります。おでかけ前に、公式情報での最新のご確認をおすすめします。


