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FIELD NOTE 023SOJA / OKAYAMA
FIELD NOTE五重塔・史跡総社市

備中国分寺 ― 花畑にすっと立つ、岡山を代表する五重塔

れんげ、菜の花、コスモス。季節の花畑の向こうにそびえる五重塔は、岡山を紹介する写真で幾度となく目にする、あの風景です。

備中国分寺 ― 花畑にすっと立つ、岡山を代表する五重塔

聖武天皇の発願によって諸国に建立された国分寺のひとつ、備中国分寺。総社市の史跡の中でも特に人気が高く、幼稚園・小学生の遠足先としても訪れる人気の史跡です。周辺を含めて景観の保護が行われており、昔ながらの田園・山林風景があり近代的な建造物はありません。春には菜の花・蓮華が田畑を埋め尽くし、近隣の桃畑では桃の花が咲きます。夏には向日葵、秋にはコスモスと四季折々の花々が国分寺を彩り、春には境内に桜も咲きます。

当初は三重塔で計画されていたのを五重塔に変更したとされ、境内は南北朝時代に焼失したと伝えられていますが、南門や中門など数多く残る礎石から創建当時の壮大さを偲ぶことができます。現在の建物は江戸時代中期以降に再建され、高さは34.32メートル。三層まではけやき材、四・五層は松材が主体で、天井は格子状で天井板には花や草木の彩色画が一枚一枚描かれています。県内唯一の五重塔で、国の重要文化財に指定されています。

花畑と五重塔の写真花畑と五重塔の写真
季節の花畑越しにそびえる、備中国分寺の五重塔(写真を差し替え)。
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国分寺周辺は「吉備路風土記の丘」と呼ばれ、造山古墳・千足装飾古墳・こうもり塚古墳・作山古墳・宮山墳墓群・寺山古墳・角力取山古墳など、吉備地方の文化財が集積する自然公園(面積8.9平方キロメートル)になっています。国分寺の駐車場を起点に、こうもり塚古墳・国分尼寺跡・総社吉備路文化館などを2時間ほどでめぐる散策コースがおすすめで、ゴールデンウィークには「吉備路れんげまつり」(五重塔をバックに和太鼓や神楽などの郷土芸能を披露)も開催されます。備中国分寺から吉備津神社鬼ノ城、宝福寺などを含む一帯を「吉備路」と呼びます。

県内唯一の五重塔、備中国分寺。周辺は吉備路風土記の丘と呼ばれ、多くの古代史跡が点在しています。

見どころ

季節の花畑と五重塔の競演

春のれんげ・菜の花、秋のコスモスなど、季節ごとの花畑と五重塔が織りなす景色。岡山を代表するフォトスポットとして知られています。れんげは4月下旬〜5月上旬(毎年4月29日に「れんげまつり」)、ヒマワリは7月上旬〜中旬、コスモスは10月上旬〜が見頃です。

吉備路れんげまつり・五重塔ライトアップ

ゴールデンウィークに開催される「吉備路れんげまつり」では、五重塔をバックに和太鼓や神楽などの郷土芸能が披露され、幻想的な雰囲気を味わえます。備中国分寺五重塔のライトアップや、無料観光ガイドによる五重塔初層・こうもり塚古墳・鬼ノ城の案内、フリーマーケットなども開催されることがあります(開催時期・内容は年によって異なるため、吉備路れんげまつり実行委員会事務局 Tel.0866-92-8277で要確認)。

吉備路風土記の丘 ― まわりの史跡

備中国分寺の駐車場を起点に、周辺の史跡を歩いて(またはサイクリングで)めぐることができます。1〜2時間あれば主要な史跡をひととおり見て回れる、家族連れにもおすすめの散策コースです。各スポットの詳しい記録は、吉備路風土記の丘のページにまとめています。

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アクセス

備中国分寺:〒719-1126 岡山県総社市上林1046(Tel. 0866-94-3155/国分寺観光案内所)

料金:無料(境内見学自由)、観光案内所営業時間 10:00〜16:00
交通:JR伯備線総社駅から車約15分、岡山自動車道岡山総社ICから車約10分、山陽自動車道倉敷ICから車約10分
駐車場:普通車200台、バス15台(南側・北側に無料駐車場あり)

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情報確認:2026年8月 ※花の開花状況や見頃は年によって変わります。おでかけ前に、公式情報での最新のご確認をおすすめします。