旧山手村役場「地域のシンボルとして住民に親しまれる」

国分寺北側駐車場を出発し吉備路風土記の丘を散策していくと総社吉備路文化館周辺に建築遺産を移築している場所があります。

旧松井家住宅と共に保存してます、昔の伝統的な建築物を残す大切さを感じる事ができるポイントです。

一緒に行った子供達はあまり関心をみせませんでしたが(笑)、、

吉備路風土記の丘には、その他にも「造山(つくりやま)古墳」「千足(せんぞく)装飾古墳」「作山(つくりやま)古墳」「宮山墳墓群」「寺山古墳」「角力取山(すもうとりやま)古墳」「国分寺尼寺跡」などがあります。

国分寺の駐車場に止めて散策コースでは「こうもり塚古墳」「国分寺尼寺跡」「総社吉備路文化館」「旧山手村役場」「旧松井家住宅」を2時間ほどかけてみるコースがおススメです。

散策の時間的にもちょうどいい感じではないかなと思います^^

春先はレンゲ・菜の花と史跡巡り以外も楽しめるハイキングコースになっています。

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春の吉備路のイベント情報「吉備路れんげまつり」
時期:ゴールデンウイーク
春の吉備路 幻想の響宴
内容:五重塔をバックに、和太鼓や神楽などの郷土芸能を披露。幻想的な雰囲気を味わえます

備中国分寺五重塔ライトアップ

無料観光ガイド
内容:備中国分寺五重塔初層・こうもり塚古墳・鬼ノ城を現地ガイドに案内してもらえます。

フリーマーケット・etc

開催時期・内容の詳細は毎年違いますので下記事務局で確認して下さい。
吉備路れんげまつり実行委員会事務局(観光プロジェクト課内)
電話:0866-92-8277

旧山手村役場について

建物は、初代山手村長の風早雲嶂の自宅として、旧山手村地頭片山に建てられました。
明治35(1902)年から村役場として使用、昭和43(1968)年まで村役場として使用され昭和47年に現在の場所に移築し、復元されました。
明治初期の民家住宅の特徴を残す建物で、地域のシンボルとして住民に親しまれています。

名称 旧山手村役場
国登録建造物(建築物) 指定年月日:平成19(2007)年10月2日
時代 明治
形式・構造 木造平屋建、茅葺
大きさ・寸法 建築面積169平方メートル
見物料 無料

道案内標識

備中国分尼寺方面へ向かう途中に、草葺の伝統日本家屋があります。
備中国分尼寺とこうもり塚古墳の間に位置しています。

看板を抜けると吉備路文化会館の標識がでてきます。

綺麗な桜並木ですね。
この時期はまだ樹形のみですが、満開の時期にはあたり一面桜で覆われている景色が目に浮かびます。。

近くには綺麗に手入れされた松林があります。
池のほとりに腰をかけてあたりを眺めるのもほっとした時間が過ぎ去ります。

長閑に時間を過ごせます。。

目の前に現れる2棟の家屋が「旧山手村役場」と「旧松井家住宅」になります。
※写真の場所からは1棟のみしか見えませんが、現地に行くとすぐ近くに隣接しています。

山手村は時代の流れとともに聞きなれない方も増えてくるかもしれませんが山手村という地域が総社市と倉敷市の間にありました。
平成の大合併により現在は総社市と合併し今に至ります。
※合併後に総社市役所山手支所として使われるようになった建物の前に使用されていた役場です。

旧山手村役場到着です。

立派なお屋敷です。

何となくですが役場というよりは武家屋敷に近いイメージです。
最近の役場しか見たことがないので、役場の感じはしないのは管理人だけでしょうか・・・。

これだけの建物を移築できる技術と文化遺産を残す行動が良いですよね。

時間も費用もかかる大変な移築事業だったと思います。

設置看板より

旧山手村役場

この建物は風早雲嶂(かざはやうんしょう)(1846~1896、医師・初代山手村村長)という人が自宅で建てたものです。
以前は今の山手村役場付近の都窪郡山手村大字地頭片山にありました。
建築様式・手法からみて、幕末から明治初頭のもののようです。雲嶂の死後は山手村が購入し、明治35年(1902)から昭和43(1968)年までの66年間、山手村役場として使用されていました。

見れば見るほど役場感はしないです・・・。
武家屋敷の間違いでは!?

看板をみて納得、この建物は風早雲嶂(医師)の自宅で建てられた建物が後の役場になったので役場感はないのですね。
・・・それともこの時代の役場は全体的にこのような風格がある屋敷が多かったのでしょうか。。

勉強不足の為わからずなので、他地域を訪れた際に調べてまとめてみたいと思います。

豆知識

草葺について

屋根に使用している草葺(くさぶき)は、茅(かや)、葦(あし)、藁(わら)など草本で葺いた屋根の総称です。

茅葺き
集落毎に「茅場」と言うススキを育成する草原を作り、そこで生育させ茅(ススキ)を毎年刈り取り保管します。
そこで集落内の草葺屋根が古くなった民家順から葺き替えていました。
現在ではこの茅場がどの地域でも作られていないのが現状です、地域的に草葺屋根を保存している白川郷、京都府の一部などには残っているのではないでしょうか。(正確にはわかりません)
また草場があっても、屋根を履き替える技術を持った職人がいなくなっている状況もあります。
また、草葺屋根に火災の際に延焼しやすい理由で禁止している事もあり一般的には見る事が無くなりました。
※現在残っている多くの草葺屋根には、その上から板金で屋根をくみ上げたものです。

藁葺き
稲藁を使用します。
材料は稲作が多い日本ではく茅より入手しやすいですが、耐用年数が茅と比較し劣ります。

フォトギャラリー

アクセス

所在地 総社市上林
TEL 0866-92-8277 総社市商工観光課
交通 JR伯備線総社駅から車約15分
岡山自動車道岡山総社ICから車約10分
山陽自動車道倉敷ICから車約10分
駐車場 普通車200台、バス15台(駐車場から徒歩約15分)

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