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Ports & Seafood ・ 瀬戸内の恵み

岡山の漁港と、海の幸

「晴れの国」岡山は、じつは知る人ぞ知る魚どころ。波の静かな瀬戸内海に面し、干潟や潮の流れが育てた豊かな海が広がります。日生のカキ、下津井のタコ、春を告げるサワラ、郷土の味ママカリ――港と特産の両面から、岡山の海をまとめました。

波静かな瀬戸内海カキ・サワラ・ママカリ主要8漁港
Why ・ 豊かな理由

なぜ、岡山の海は豊かなのか

岡山が面する瀬戸内海は、大小の島にさえぎられて波が穏やか。潮の満ち引きが大きく、干潟や浅瀬にプランクトンが豊富に発生します。この“よく効く潮”が、身の締まった魚や、濃厚なカキを育てます。古くから漁業がさかんで、県内には水揚げの多い港がいくつも点在してきました。

とくに児島半島から備前・日生にかけての沿岸と、笠岡・寄島の沖合は好漁場。瀬戸内の四季の魚が、いまも港の朝を彩っています。

Ports ・ 主な漁港

岡山の主要な漁港

県内で水揚げの多い港をまとめました。それぞれに、その土地ならではの“看板の魚”があります。

漁港所在(市町)主な水揚げ・名物
日生港(ひなせ)備前市カキ(県内屈指の産地。ご当地グルメ「カキオコ」で知られる)
寄島港(よりしま)浅口市カキ・サワラ・シャコ・のり。潮位差の大きい海で濃厚なカキが育つ
下津井港(しもつい)倉敷市タコ(下津井ダコ)・タイ・ワタリガニ。瀬戸大橋のたもとの港町
牛窓港(うしまど)瀬戸内市のり・カキ・小魚。「日本のエーゲ海」と呼ばれる景勝の港
虫明港(むしあけ)瀬戸内市邑久カキ・アサリ。虫明湾は古くからのカキ・海苔の産地
笠岡港(かさおか)笠岡市小魚・シャコなど。笠岡諸島への玄関口
胸上港(むねあげ)玉野市瀬戸内の地魚。児島湾・玉野沿岸の漁の拠点のひとつ
朝日港(あさひ)瀬戸内市ほか瀬戸内の地魚。沿岸漁業の港

※水揚げ・名物は代表的なもの。旬や取り扱いは時期・その年の海況により変わります。直売・鮮魚市の開催は各漁協・市場の最新案内をご確認ください。

Seafood ・ 海の特産

岡山の海の特産

瀬戸内の恵みは、そのまま岡山の食文化になっています。代表的な海の幸を紹介します。

日生・寄島のカキ

冬の味覚

潮位差の大きい海で育つ岡山のカキは、身がふっくらして濃厚。日生では鉄板で焼くお好み焼き「カキオコ」が名物になり、冬には港の直売でにぎわいます。

下津井のタコ

通年(旬は夏)

潮の速い下津井瀬戸で育つタコは、身が締まって歯ごたえ抜群。「下津井ダコ」として知られ、たこめし・唐揚げ・干しダコなど、港町ならではの食べ方が根づいています。

サワラ

春の魚

岡山で春を告げる魚。成長につれ「サゴシ→ヤナギ→サワラ」と名を変える出世魚で、刺身・押し寿司・あら煮など、ハレの日の食卓にのぼる特別な存在です。

ママカリ(サッパ)

夏〜秋

「まま(ご飯)を借りに行くほど旨い」が名の由来という郷土の味。標準和名はサッパ。酢漬け(ママカリ酢)や姿寿司が定番で、岡山の食卓に欠かせません。

シャコ

春・秋

寄島などで揚がる瀬戸内のシャコ。年に二度、卵を持つ春と秋が旬とされ、ゆでて甘みを味わうのが定番。にぎり寿司のタネとしても親しまれます。

のり(海苔)

牛窓・虫明・寄島など、波静かな内湾で養殖される瀬戸内の海苔。冬の海に整然と並ぶ海苔ひびは、岡山の沿岸ならではの風景です。

こうした海の幸は、岡山グルメ・名産図鑑 でも、料理や名物とあわせて紹介しています。港のなりたちや干拓の歴史は 児島湾干拓の物語瀬戸大橋の物語 ともつながります。
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