こうもり塚古墳「吉備の大首長の墓と考えられる全長約100mの前方後円墳」

国分寺を出発し吉備路風土記の丘を散策していくと最初に訪れる史跡がこうもり塚古墳です。

吉備路風土記の丘には、その他にも「造山(つくりやま)古墳」「千足(せんぞく)装飾古墳」「作山(つくりやま)古墳」「宮山墳墓群」「寺山古墳」「角力取山(すもうとりやま)古墳」「国分寺尼寺跡」などがあります。

国分寺の駐車場に止めて散策コースでは「こうもり塚古墳」「国分寺尼寺跡」「総社吉備路文化館」「旧山手村役場」「旧松井家住宅」を2時間ほどかけてみるコースがおススメです。

散策の時間的にもちょうどいい感じではないかなと思います^^

春先はレンゲ・菜の花と史跡巡り以外も楽しめるハイキングコースになっています。

milk
春の吉備路のイベント情報「吉備路れんげまつり」
時期:ゴールデンウイーク
春の吉備路 幻想の響宴
内容:五重塔をバックに、和太鼓や神楽などの郷土芸能を披露。幻想的な雰囲気を味わえます

備中国分寺五重塔ライトアップ

無料観光ガイド
内容:備中国分寺五重塔初層・こうもり塚古墳・鬼ノ城を現地ガイドに案内してもらえます。

フリーマーケット・etc

開催時期・内容の詳細は毎年違いますので下記事務局で確認して下さい。
吉備路れんげまつり実行委員会事務局(観光プロジェクト課内)
電話:0866-92-8277

駐車場をスタート
国分寺の駐車場を出て田んぼの間を進んでいきます。

あたりは綺麗に手入れされた田んぼや桃畑が広がります。

総社市は桃の産地で有名です。春先(4月)には桃の花が綺麗に咲き見ごろを迎えてきます。
桃畑には夜には黄色の明かりがともりちょっと幻想的な世界観があります。

milk
灯りは害虫よけみたいですね。
桃は減農薬を目指していることから、灯りや匂いによる薬以外の予防に力を入れているみたいですよ。

こうもり塚古墳が見えてきました。
駐車場をでて徒歩5分程です。
全国的に有名な作山古墳・造山古墳と比べると小さいのですが、全長約100mの前方後円墳の規模ですのでかなり大きな古墳です。
石室がある入口は古墳を前面に見て右にまわっていきます。

こうもり塚古墳について

吉備の大首長の墓と考えられる全長約100mの前方後円墳。
後円部にある横穴式石室は巨石を用い、全長約19.4m、玄室は長さ7.7m、幅3.6m、高さ3.6mと巨大なもので岡山県下三大巨石墳の一つに数えられている。
また、全国でも確認されている横穴式石室の中では第4位の規模を誇る。1968年(昭和43年)に国の史跡に指定された。
玉砂利を敷き詰めた石室には他井原市産出の貝殻石灰岩で造られた家形石棺、土を焼いて作った陶棺、そして木の棺が安置されていた。
盗掘を受けたが、須恵器や土師器などの土器のほか、大刀や馬具をはじめとした鉄器などが多数出土している。
この古墳は,かつて仁徳天皇に愛された吉備のくろひめの墓とされ、くろひめ塚古墳と呼ばれていたが、この古墳が6世紀後半に造られたもので、仁徳天皇の時代とは100年以上も隔たりがあることから、名前の変更が考えられ、石室内にこうもりがたくさんいたことからこうもり塚古墳と改名された。

岡山市・牟佐大塚古墳、倉敷市・箭田大塚古墳とともに岡山三大石室の1つに数えられている。

名称 こうもり塚古墳
国指定史跡 指定年月日:昭和43(1968)年2月15日
形式・構造 前方後円墳、横穴式石室
大きさ・寸法 全長約100m
公開状況 自由
拝観料 無料

案内看板
こうもり塚まで80m程です。

こうもり塚古墳到着

駐車場から出発して10分少々で「こうもり塚古墳」へ到着しました。
大きな石で組まれたトンネルのような入口です、ちょっと薄暗くて黒い口をあけているような気もします。

・・・ビクビクしすぎですかね(笑)

こうもり塚古墳は古墳内部の石室入口部分に入ることができる(石室を直接観察できる)珍しい古墳です。

入口から中に入ると鉄扉が作られてあり石棺が見えるようになっています。

しかし、玄室の入口が鉄扉で仕切られているため石棺に近づくことはできません。

他サイトで見てみると鉄扉の中に入れる時期もあるみたいなので近くで見てみたい気はします。。

設置看板より

国指定史跡 こうもり塚古墳

所在地 岡山県総社市上林
指定年月日 昭和43(1968)年2月15日

こうもり塚古墳は、全長約100m、後円部経55~60m、同高8m、前方図の長さ約60mの前方後円墳です。これまで葺石や埴輪は見つかっていません。
後円部には南南西に開口する全長19.4mを測る岡山県内最大の横穴式石室があります。石室は玄室と通路に当たる羨道からなり、玄室長7.7m、幅3.6m、高さ3.6m、羨道の長さは11.7mあります。
玄室内には、波型石(岡山県井原市産出の貝殻石灰岩)製のくり抜き式の家形石棺が置かれています。この石棺以外にも陶棺(焼き物の棺)や、木簡に使用した鉄釘が見つかったところから、複数の埋葬があったことがわかりました。
また、石室内からは金剛装単鳳環頭大刀の柄頭や鉄鏃、馬具、耳環・玉類などの装飾品、須恵器などの多様な副葬品が出土しています。
石室や石棺の形態、出土した須恵器の特徴から、こうもり塚古墳が気づかれたのは6世紀後半と考えられます。
6世紀における古墳地域最大の前方後円墳であること、巨大な石室、豊かな副葬品からこうもり塚古墳の被葬者は、この時期の吉備地区で最も有力な豪族だったと推測されます。

平成27年9月 岡山県教育委員会

フォトギャラリー

アクセス

所在地 総社市上林
TEL 0866-92-8277 総社市商工観光課
交通 JR伯備線総社駅から車約15分
岡山自動車道岡山総社ICから車約10分
山陽自動車道倉敷ICから車約10分
駐車場 普通車200台、バス15台(駐車場から徒歩約5分)

関連記事

  1. 砂川公園「鬼城山の山裾にある大きな公園」

  2. 賞田廃寺跡「備前地域では最古の寺院跡」

  3. 幡多廃寺塔跡「白鳳時代後半に創建、県下最大の塔心礎」

  4. 鬼ノ城「歴史がいまだ解明されていない謎の山城」

  5. 造山古墳「全国第4位の5世紀前半の前方後円墳」

  6. 旧松井家住宅「茶屋として江戸時代末期に建設」

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。