吉備路風土記の丘「古備地方の埋蔵文化財他遺跡が集積」

吉備路風土記の丘県立自然公園

古備地方の埋蔵文化財他遺跡が集積している地域。
岡山県南部、岡山市北区、総社(そうじゃ)市にまたがる自然公園(面積8.9平方キロメートル)
旧山陽道に沿い、吉備地方の文化財が群集しています。
吉備史跡県立自然公園の南部にあり、主要文化財は造山(つくりやま)古墳、千足(せんぞく)装飾古墳、こうもり塚、作山(つくりやま)古墳、宮山墳墓群、寺山古墳、角力取山(すもうとりやま)古墳、備中(びっちゅう)国分寺、同尼寺跡などで、丘陵には赤松林があります。
また、吉備路自然歩道・サイクリング道路が整備されており、吉備路の風景を楽しむことができます。(レンタルサイクルもあり気軽に自転車道をサイクリングできます)
吉備路自転車道は、県内外の方からの人気のサイクリングコースになっており、「総社市スポーツセンターから岡山市の岡山県総合グラウンド」までの約21キロメートルの自転車・歩行者の専用道路で、「日本の道100選」にも選ばれています。
※サイクリングコースの中でも人気なスポットは国分寺周辺の史跡の風景と田園風景が介在したスポットです。

 

吉備路風土記の丘史跡をまとめてみました。
1~2時間コースでも多くの史跡を見て回れますのでよろしければ参考にご覧ください。

 

備中国分寺跡(びっちゅうこくぶんじあと)(国指定史跡)


聖武天皇の発願によって諸国に建立された国分寺のひとつ。
当初は三重塔で計画されていたのを五重塔に変更したとされている。
当時の境内は東西約160m、南北約178mと推定され、建物は南北朝時代に焼失したと伝えられたが全貌は明らかではない。

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備中国分尼寺跡(びっちゅうこくぶにじあと)(国指定史跡)


聖武天皇の勅願によって741年(天平13年)に国分寺と共に建立された。
仏様の力で外敵や災害、疫病などの災いから国を守る事を目的として全国に建てられた尼寺官寺のひとつである。
創立当時の寺院は、寺域は東西約108m、南北約216mの長方形で、中心線上に南門、中門、金堂、講堂が一直線上におかれた伽藍配置で塔を備えた大寺院で奈良の法隆寺などに匹敵する規模であったと言われている。
これらの建物は南北朝時代の戦火で焼失したと伝えられているが尼寺跡には創建時の金堂の礎石をはじめ、南門、中門、講堂、築地土塀などの遺構が現在も比較的良好な状態で保存されている。

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こうもり塚古墳(国指定史跡)


吉備の大首長の墓と考えられる全長約100mの前方後円墳。
後円部にある横穴式石室は巨石を用い、全長約19.4m、玄室は長さ7.7m、幅3.6m、高さ3.6mと巨大なもので岡山県下三大巨石墳の一つに数えられている。
また、全国でも確認されている横穴式石室の中では第4位の規模を誇る。1968年(昭和43年)に国の史跡に指定された。

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造山古墳(つくりやまこふん)(国指定史跡)

5世紀前半につくられた全長360mの前方後円墳で、全国でも4番目に大きな古墳です。自由に墳丘に立ち入って見学できる古墳としては最大です。

 

作山古墳(つくりやまこふん)(国指定史跡)


全国第10位、岡山県下第2位の規模を誇る、全長286メートルの前方後円墳である。
築造されたのは5世紀半ばで、吉備王国の豪族のお墓とされている。大正10年(1921年)3月3日に国の史跡に指定された。
独立した小さい丘陵を加工した、三段築成の前方後円墳で、各段には密接した5千本以上の円筒埴輪が立ち並び、斜面は角礫が葺かれていたと推測される。

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総社吉備路文化館


平成26年4月に収蔵機能と展示室をもつ館として開園した。
備中国分寺やこうもり塚古墳がある吉備路風土器の丘の一角にあり四季折々の景色と自然を感じられる場所に立地している。
かな書家で文化勲章受章者の高木聖鶴氏の書をはじめ、満谷国四郎や稲葉春生など総社のゆかりの作家の作品、雪舟の里総社墨彩画公募展の上位入賞作品を収蔵している。
また、コンクリートの外壁に大きく広がるツタは館のシンボルでもあり、来場者の目を楽しませたりもしている。

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旧山手村役場


建物は、初代山手村長の風早雲嶂の自宅として、旧山手村地頭片山に建てられました。
明治35(1902)年から村役場として使用、昭和43(1968)年まで村役場として使用され昭和47年に現在の場所に移築し、復元されました。
明治初期の民家住宅の特徴を残す建物で、地域のシンボルとして住民に親しまれています。

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旧松井家住宅


岡山市東区沼に所在し、旧山陽道に沿う茶屋であったと言われる茅葺・入母屋造の旧松井家住宅。
旧山陽道沿いの茶屋として江戸時代末期に建設され、昭和47(1972)年に現在の地に移築されました。
簡素な間取りですが、昔ながらの天井のわらや土で断熱効果を高め、土間の開口部で換気に配慮するなどの工夫を行った日本家屋として貴重な建物です。

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