ホーム / 岡山の文学史
Literature & the land
岡山の文学史 ― 文学から土地を読む
作家が生まれた土地、作品に描かれた風景。文学は、その土地の空気を言葉に写しとります。ここでは作家を年表で並べるのではなく、「どこで生まれ、どの土地を書いたか」から岡山を読み解きます。名前の下の「ゆかりの地」からは、その土地の姿(おかやま地誌)へ。
The current
岡山文学の流れ
古代の吉備は、早くから都と行き来のある文化の地でした。文学の土壌が豊かに花開くのは近代。正宗白鳥・内田百閒・坪田譲治ら、岡山は多くの文人を輩出します。詩では薄田泣菫が浪漫派を代表しました。
戦後には、柴田錬三郎が大衆文学で一時代を築き、疎開作家の横溝正史が岡山の風土から名探偵・金田一耕助を生み出しました。そして現代、あさのあつこや小川洋子が、それぞれの筆で岡山につらなる物語を書き続けています。
Kindai
近代 ― 岡山が生んだ文人たち
薄田泣菫すすきだ きゅうきん
島崎藤村らに続く浪漫派、のち象徴詩を代表する詩人。晩年は随筆へ。干拓の町・連島に生まれた。
正宗白鳥まさむね はくちょう
自然主義を代表する作家。備前・穂浪の海辺に育ち、鋭い批評眼で知られた。
内田百閒うちだ ひゃっけん
夏目漱石門下。飄々とした名文『阿房列車』。故郷・岡山の記憶も随筆に書いた。
坪田譲治つぼた じょうじ
「善太と三平」で知られる。岡山の農村に生きる子どもの世界を描き続けた。
木山捷平きやま しょうへい
郷里の風土に根ざした、詩情とユーモアをたたえた作品を残した。
Sengo
戦後 ― 大衆文学と、金田一の誕生
柴田錬三郎しばた れんざぶろう
「眠狂四郎」で一世を風靡した剣豪小説の名手。直木賞作家。備前の生まれ。
横溝正史(ゆかり)よこみぞ せいし
戦中戦後の3年を真備で過ごし、岡山の風土から金田一耕助を生んだ。→ 横溝正史の岡山で詳しく。