「風の道」は、1990年まで児島駅と下津井駅を結んでいた下津井電鉄の軌道跡地に整備された、約6.3kmの歩行者・自転車専用道です。アニメのロケ地としても知られる、下津井の漁師町らしい風情ある景色を眺めながら、瀬戸大橋のたもとまで続く道のり。道中には「風の道 WIND STREET」と書かれた案内標識が旧駅の跡ごとに立てられていて、かつて電車が走っていた頃の面影をたどりながら歩けるのが魅力です。
スタート地点付近は住宅地の中を抜ける舗装路で、道の両脇には低い植え込みが整備されています。「自転車歩行者」の路面表示があちこちにあり、地元の方の生活道路としても利用されている様子。しばらく進むと道は緑に囲まれた切通しのような区間に入り、頭上を道路橋がまたぐ場所も。木々の緑と、路面に落ちる木漏れ日が心地よい区間です。

道中には「しもついふきあげ花公園」「東下津井(駅跡)」「わしゅうざん(駅跡)鷲羽山」といった、旧駅の名前を掲げた案内標識が点在しています。それぞれの標識には次の目的地までの距離も書かれていて、ペース配分の目安になります。桜や赤い花を咲かせる木々が沿道を彩る季節もあり、廃線跡ならではの、まっすぐで緩やかな勾配の道を気持ちよく進めます。旧駅舎を思わせる建物が残る場所もあり、ベンチが置かれた小さな広場になっていました。
鷲羽山に近づくと、「中国自然歩道」の案内板が現れます。昭和9年(1934年)、瀬戸内海国立公園が日本で最初の国立公園のひとつとして指定された際、鷲羽山もそのシンボルのひとつとされたそうです。晴れた日には瀬戸大橋を一望できる展望地として知られ、平成16年(2004年)には国立公園指定70周年を迎えました。コースの終盤は緩やかな上り坂・下り坂が続き、高台から瀬戸内海や瀬戸大橋の景色を眺めながら歩けます。旧下津井駅の跡地にはレトロな電車が展示されているそうで、散策のゴール地点としても記念になるスポットです。
見どころ
旧駅名を掲げた「風の道」標識めぐり
しもついふきあげ花公園・東下津井・わしゅうざんなど、旧駅の名前がそのまま残る案内標識。次の駅跡までの距離も記されていて、目印を頼りに歩く楽しみがあります。
鷲羽山からの瀬戸大橋の眺め
コース終盤、鷲羽山の中国自然歩道案内板の周辺からは、天気が良ければ瀬戸大橋を望むことができます。散策の締めくくりにふさわしい絶景ポイントです。






あわせて訪れたい
風の道の終点付近には、瀬戸大橋を望む絶景の展望台鷲羽山や、北前船で栄えた港町の面影を今に残す下津井散策エリアもあります。あわせて訪れることで、児島・下津井エリアをより深く楽しめます。
アクセス
所在地:岡山県倉敷市児島駅前1丁目37(倉敷市児島産業振興センター)付近を起点
距離:約6.3km(児島駅〜下津井駅跡)
レンタサイクル:倉敷市児島産業振興センター(Tel. 086-441-5123)、電動アシスト付自転車 500円/1回・5台
レンタサイクル営業時間:9:00〜17:00
最寄駅:JR児島駅
※料金・営業時間などは変わることがあります。おでかけ前に公式情報でのご確認をおすすめします。
情報確認:2026年8月 ※上記は施設の基本情報です(変わることがあります)。体験の内容は訪問時点の記録です。最新は公式情報でご確認ください。



