鏡野(かがみの)町を流れる吉井川の上流に、奥津渓(おくつけい)はあります。清流沿いに続く渓谷で、県北を代表する紅葉の名所として知られています。秋になると、渓谷を囲む木々が赤や黄に染まり、澄んだ川の流れと相まって、まるで一枚の絵のような景色が広がります。
この渓谷の見どころのひとつが、「甌穴(おうけつ)」と呼ばれる、岩にあいた丸い穴の群れ。長い年月をかけて、川の流れと小石が岩を少しずつ削ってできた自然の造形です。川沿いには遊歩道が整備され、甌穴や紅葉を眺めながらのんびり散策できます。すぐ近くには奥津温泉もあり、紅葉狩りと湯めぐりをあわせて楽しめます。
紅葉と渓流の写真訪れて感じたこと
遊歩道に入ると、川のせせらぎと、頭上いっぱいの紅葉。赤や黄、オレンジのグラデーションに、家族みんなで「わあ、きれい」と何度もつぶやいてしまいました。川の水がとても澄んでいて、のぞき込むと川底の岩まではっきり見えます。子どもに甌穴を見せて、「川の力で少しずつ穴があいたんだよ」と話すと、「石が岩を削るの!?」と驚いていました。
ゆるやかな遊歩道なので、家族でのんびり歩けるのもうれしいところ。ときどき立ち止まっては紅葉を見上げ、川面を眺め、写真を撮り。都会の喧騒から離れた渓谷で、澄んだ空気をいっぱいに吸い込むだけで、心がすっと軽くなりました。散策のあとは、近くの温泉であたたまるのが最高でした。
見どころ
渓谷いっぱいの紅葉
県北を代表する紅葉スポット。渓谷を囲む木々が赤や黄に染まり、清流とのコントラストが見事です。見頃はおおむね11月上旬ごろ。
甌穴(おうけつ)
川の流れが長い年月をかけて岩に刻んだ、丸い穴の群れ。自然が生んだ不思議な造形で、子どもの自然学習にもぴったりです。
遊歩道の散策と温泉
川沿いにゆるやかな遊歩道が続き、のんびり歩けます。すぐ近くの奥津温泉とあわせれば、紅葉狩りと湯めぐりの一日プランに。






家族で行くときのメモ
遊歩道はゆるやかですが、川沿いなので足元がぬれていることも。すべりにくい靴で、子どもは川に近づきすぎないよう気をつけて。紅葉のシーズンは人気で混み合い、駐車場も埋まりやすいので、午前中の早い時間がおすすめです。ライトアップが行われる年もあります。見頃はその年の気候で前後するので、事前に確認を。奥津温泉での湯めぐりや、蒜山高原とあわせた県北プランもおすすめです。
※紅葉の見頃・駐車場・ライトアップなどの情報は変わることがあります。おでかけ前に、公式情報での最新のご確認をおすすめします。


