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FIELD NOTE史跡倉敷市

下津井の共同井戸群 ― 路地の奥にひっそりとたたずむ、市指定史跡の水場

江戸時代、金毘羅往来の発着港として、北前船交易で栄えた下津井。街の背後の山々から良質の水が湧いたという共同井戸群を、メインストリートから路地を入った先に訪ねた記録です。

下津井の共同井戸群 ― 路地の奥にひっそりとたたずむ、市指定史跡の水場

下津井は児島半島の南端に位置する、漁業で栄えた港町です。江戸時代には北前船を通じて商港として繁栄し、金毘羅往来の発着港としても栄えました。街には大小いくつもの井戸が点在し、昔から貴重な水資源を確保してきました。個人の井戸から、複数の家で使用する共同井戸まであり、「杓井戸」「寺井戸」「鶴井戸」「亀井戸」と呼ばれる井戸がそれにあたります。共同井戸は井戸ごとに使用する家が決まっていて、管理も使用する家々が担ってきました。

この共同井戸群は、メインストリートから北側の集落へ入る路地を歩いた先にあります。車で入るにはちょっと勇気がいる細い道で、徒歩での散策がおすすめです。歩いていくと、住居や住民の生活の一部という雰囲気の中に、指定史跡の案内標があり、「ここで間違いなさそうだ」とほっとしました。手前と奥に大きな井戸が二つ並んでいて、海からそう遠くない場所に真水の井戸があることに、あらためて貴重さを感じます。北側の山から下る水脈が、この一帯を昔から潤していたのかもしれません。

路地の奥にある共同井戸
民家に囲まれた路地の奥、指定史跡の案内標が目印です。
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人々の生活を長い間支えてきた共同井戸群は、昭和45年に市指定の史跡に指定され、昔の下津井の繁栄を今に伝えています。

見どころ

市指定史跡としての価値

共同井戸群は昭和45年3月20日に倉敷市指定の史跡に指定され、所有・管理は倉敷市が行っています。共同井戸は北前船への飲料水の供給にも使われたと伝わり、港町・下津井の暮らしを陰で支えてきた存在です。

車より徒歩がおすすめ

メインストリートから北側集落への路地はかなり細く、車で探しながら通ると気づかずに通り過ぎてしまうこともあるかもしれません。徒歩でゆっくり歩いたほうが見つけやすく、路地の雰囲気そのものも楽しめます。

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アクセス

所在地:岡山県倉敷市下津井一丁目

交通アクセス:JR児島駅から下電バス下津井循環線「とこはい号」で18分、「祇園神社下」バス停下車。車は瀬戸中央道児島ICから県道393号経由4km、約8分。
※私有地に近い立地のため、見学の際は静かに、周辺にお住まいの方への配慮をお願いします。

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情報確認:2026年8月 ※上記は施設の基本情報です(変わることがあります)。体験の内容は訪問時点の記録です。最新は公式情報でご確認ください。