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吉備路風土記の丘 ― 移築された古民家と、文化館めぐり

備中国分寺の周辺に広がる吉備路風土記の丘。明治・江戸期の古民家を移築した旧山手村役場・旧松井家住宅と、総社吉備路文化館を訪ねた記録です。

吉備路風土記の丘 ― 移築された古民家と、文化館めぐり

国分寺北側駐車場を出発し、吉備路風土記の丘を散策していくと、総社吉備路文化館の周辺に建築遺産を移築している場所があります。吉備路風土記の丘には、備中国分寺・国分尼寺跡・こうもり塚古墳・作山古墳・造山古墳・千足装飾古墳・宮山墳墓群・寺山古墳・角力取山古墳などが点在し、国分寺の駐車場に止めて「こうもり塚古墳」「国分寺尼寺跡」「総社吉備路文化館」「旧山手村役場」「旧松井家住宅」を2時間ほどかけてめぐる散策コースがおすすめです。春先はレンゲ・菜の花も楽しめるハイキングコースになっています。

ゴールデンウィークには「吉備路れんげまつり」(五重塔をバックに和太鼓や神楽などの郷土芸能を披露、備中国分寺五重塔ライトアップ、無料観光ガイドなど)も開催されます(吉備路れんげまつり実行委員会事務局 Tel. 0866-92-8277)。

旧山手村役場と旧松井家住宅の写真旧山手村役場と旧松井家住宅の写真
茅葺屋根が残る、移築された明治・江戸期の古民家(写真を差し替え)。
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「旧山手村役場」は、初代山手村長・風早雲嶂(かざはやうんしょう、1846〜1896、医師)が自宅として、旧山手村地頭片山に建てた建物です。明治35年(1902)から昭和43年(1968)までの66年間、山手村役場として使用され、昭和47年に現在の場所へ移築・復元されました。明治初期の民家住宅の特徴を残し、木造平屋建・茅葺、建築面積169平方メートル。武家屋敷のような風格ある佇まいで、平成19年(2007)に国登録有形文化財に指定されています。山手村は平成の大合併で総社市と合併し、現在に至ります。

「旧松井家住宅」は、もとは岡山市東区沼にあり、旧山陽道に沿う茶屋であったと言われる茅葺・入母屋造の建物です。建築の様式・手法から江戸時代末期頃に建てられたとみられ、昭和47年(1972)に現在の地に移築されました。簡素な間取りながら、天井のわらや土で断熱効果を高め、土間の開口部で換気に配慮するなど工夫がされた日本家屋として貴重で、こちらも平成19年に国登録有形文化財に指定されています。建築面積は60平方メートルです。

明治・江戸期の茅葺古民家が、吉備路風土記の丘の一角に移築・保存されています。

総社吉備路文化館

平成26年4月に、収蔵機能と展示室をもつ館として開園した「総社吉備路文化館」。備中国分寺やこうもり塚古墳がある吉備路風土記の丘の一角にあり、四季折々の景色と自然を感じられる場所に立地しています。かな書家で文化勲章受章者の高木聖鶴氏の書をはじめ、満谷国四郎や稲葉春生など総社にゆかりのある作家の作品、雪舟の里総社墨彩画公募展の上位入賞作品を収蔵。コンクリートの外壁に大きく広がるツタは館のシンボルで、来場者の目を楽しませています。ガイダンスコーナーでは、盾築弥生墳丘墓・作山古墳・こうもり塚古墳・鬼城山・備中国分僧寺/尼寺・造山古墳・千足古墳・角力取山古墳・宝福寺など、総社市の文化財を紹介するパネルや土器が展示されています(館内撮影禁止)。開館時間9:00〜17:00(入館は16:30まで)、入場無料(企画展は有料の場合あり)、休館日は月曜日・年末年始です。

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※開館時間・休館日・企画展の情報などは変わることがあります。おでかけ前に、公式情報での最新のご確認をおすすめします。