玉野市と岡山市の境にそびえる常山(つねやま)。その山頂に築かれていたのが、常山城です。天守や櫓は残っておらず、今は曲輪(くるわ)の跡や石積みが静かに残るだけですが、この城跡の魅力はなんといっても眺め。標高およそ300mの頂からは、瀬戸内海と、そこに浮かぶ島々を一望できます。
戦国時代には合戦の舞台となり、城を守る側の女性たちが最後に立ち上がったという言い伝えも残されています。歴史の重みを感じさせる場所でありながら、山頂近くまで車道が通じているため、体力に自信がなくても気軽に訪れられるのがうれしいところです。
山頂からの瀬戸内海の写真訪れて感じたこと
細い山道を車で上がっていくと、思っていたよりあっけなく山頂近くに到着。そこから少し歩くだけで、急に視界がひらけました。眼下に広がるのは、青くおだやかな瀬戸内の海。大小の島が点々と浮かび、遠くには橋も見えます。子どもたちは「島がいっぱい!」と、しばらく指をさして数えていました。
城跡そのものは派手さがなく、案内板と土の道、そして木立が続くばかりです。けれど「昔の人はこの眺めを見張りに使っていたんだね」と話すと、ただの景色が急に意味を持って見えてくる。有名観光地のような混雑もなく、家族だけで静かに眺めを独り占めできる時間が、なんとも贅沢でした。
見どころ
瀬戸内海の大展望
この城跡最大の魅力。島々の浮かぶ穏やかな海を、高い位置から見晴らせます。晴れた日はとくに遠くまで見通せ、写真映えする眺めです。
山上に残る城跡
曲輪の跡や石積みなど、城があったことを伝える遺構が点在します。案内板を読みながら歩くと、当時の配置が想像できて面白い場所です。
車で上がれる手軽さ
山頂近くまで車道が通じているため、本格的な登山をしなくても山城の眺めを楽しめます。小さな子ども連れや、時間の限られたおでかけにも向いています。






家族で行くときのメモ
山頂までの道は幅が狭く、対向車とのすれ違いに注意が必要な区間があります。運転は慎重に。駐車スペースは限られるので、混雑期は時間をずらすのがおすすめです。城跡内は土の道や段差があり、雨のあとはぬかるむことも。歩きやすい靴で、見晴らしのよい場所では足元の崖にご注意ください。夏場は虫よけと水分を。近くの渋川海岸や王子が岳とあわせて、県南の海めぐりにするのもおすすめです。
※アクセス・道路状況・駐車場などの情報は変わることがあります。おでかけ前に、公式情報での最新のご確認をおすすめします。


